介護保険でレンタル出来る福祉用具の種類ってどのくらいあるの？

介護保険でレンタル出来る福祉用具が何種類あるか？って皆さん知っていますか？　

介護保険でレンタル出来る福祉用具の種類を答えられる方は少ないと思います。

ぱっと答えられるのは、車いす・介護用ベッド・押し車（歩行器）・・・・てな感じではないでしょうか？　

勿論、全部を覚える必要はありませんが、知らないと損をする事がありますので、良かったら覚えて頂いても良いのではないでしょうか？　

福祉用具専門相談員の方は必ず覚えてくださいね！(笑)

さて、損をする事とは何か？実は結構いらっしゃるのですが、レンタル出来るのに知らなくて福祉用具を購入してしまう方がいらっしゃる事です。介護用ベッドや車いすなどは、安い買い物とは言えません！介護保険でレンタルされている商品はかなり高額です。

例えば、一般的な車いすで、3万円位～10万円を超える物もあります。もしレンタルをしていたら？？

250円／月～500円位／月　程度の費用です。

仮に、月500円でレンタルした場合は500円×12か月＝6,000円／年　となります。

10年で、60,000円です。故障したり、機種変更が必要になった場合のリスクが大きいということです。

レンタルであれば、故障・ADL(身体の状態）の変化によって機種変更が必要になった場合の費用は少なくて済みます。更に、福祉用具は日々進化して新商品が次々と登場してきます。要は、望めば常に新型を乗り継いでいく事すら出来るというわけです♪

レンタルと購入ではどちらがお得？

レンタルです！！！

って　えらい話が脱線しましたが、

レンタル出来る福祉用具の数は？の答は・・・・・・13種目です。

介護保険を利用した福祉用具レンタルの対象種目（厚生労働省告示より抜粋）

種目	サービス対象者	機能又は構造等
①手すり	要支援1～要介護５	取付けに際し工事を伴わないものに限る。
②スロープ	要支援1～要介護５	段差解消のためのものであって、取付けに際し工事を伴わないものに限る。
③歩行器	要支援1～要介護５	歩行が困難な者の歩行機能を補う機能を有し、移動時に体重を支える構造を有するものであって、次のいずれかに該当するものに限る。
④歩行補助杖	要支援1～要介護５	松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットホーム・クラッチ及び多点杖に限る。

⑤車いす	要介護２～要介護５	自走用標準型車いす、普通型電動車いす、又は介助用標準型車いすに限る。
⑥車いす付属品	要介護２～要介護５	クッション、電動補助装置等であって、車いすと一体的に使用されるものに限る。
⑦特殊寝台	要介護２～要介護５	サイドレールが取り付けてあるもの、又は取り付け可能なものであって、次のいずれかの機能を有するもの。 ●背部又は脚部の傾斜角度が調整できる機能 ●床板の高さが無段階に調整できる機能
⑧特殊寝台付属品	要介護２～要介護５	マットレス、サイドレール等であって、特殊寝台と一体的に使用されるものに限る。
⑨床ずれ防止用具	要介護２～要介護５	次のいずれかに該当するものに限る。 ●送風装置又は空気圧調整装置を備えた空気マット ●水等によって減圧による体圧分散効果をもつ全身用のマット
⑩体位変換器	要介護２～要介護５	空気パッド等を身体の下に挿入することにより、居宅要介護者等の体位を容易に変換できる機能を有するものに限り、体位の保持のみを目的とするものを除く。
⑪徘徊感知機器	要介護２～要介護５	認知症老人が屋外へ出ようとした時等、センサーにより感知し、家族、隣人等へ通報するもの。
⑫移動用リフト	要介護２～要介護５	床走行式、固定式又は据置式であり、かつ、身体をつり上げ又は体重を支える構造を有するものであって、その構造により、自力での移動が困難な者の移動を補助する機能を有するもの（取付けに住宅の改修を伴うものを除く）。
⑬自動排泄処理装置	要介護４～要介護５	尿又は便が自動的に吸引されるものであり、かつ、尿や便の経路となる部分を分割することが可能な構造を有するものであって、居宅要介護者等又はその介護を行う者が容易に使用できるもの（交換可能部品（レシーバー、チューブ、タンク等のうち、尿や便の経路となるものであって、居宅要介護者等又はその介護を行う者が容易に交換できるものをいう。）を除く。）。