車いすの介助方法と注意点は?

車いすを押す介助をする時の注意点ですが、まず第一に安全に乗車できる状態かどうか?確認することが大切です。

  1. 空気圧は大丈夫か?
  2. 各部品の状態は問題ないか?

必ず点検をする事をおすすめします。

なぜなら、施設などに行くと結構思う事なんですが、押している時にタイヤから変な音が聞こえたりします。具体的に言うと押したり方向転換した時に‟ギュルルル”と音が聞こえたりします。この様な音がする時は、大半が空気圧が低い時に聞こえます。空気圧が低いと、押しにくいだけでは無く、パンクのリスクが高くなったり、ハンドブレーキの利きが悪くなり事故につながる恐れがあります。定期的に空気を入れる様にしてもらいたいです。

ただ季節によっては、空気を入れすぎると危険が伴う事があるので注意が必要です。真夏に空気を入れすぎた状態で外出された場合、路面のアスファルトが高温になっている為、車いすのタイヤ内の空気が膨張して弾ける恐れがありますので、季節によって圧力を調節することをおすすめします。

タイヤの他には、前後の車輪の点検・介助用のブレーキの利きの点検・ベルト(足が落ちないようにするための)の欠損の有無などです。車もそうですが、運行前の点検は必ずしてほしいところです。

点検で問題が無ければ、出発進行です。

走行中に注意しなければいけないのは、段差の乗り上げ・坂道の走行・斜めに傾斜している所の走行などです。

まず段差の乗り上げですが、必ず前輪をその段差に対して垂直になるようにしてください。そのあとはティッピングバーをつま先で踏み、車いすの前輪を持ち上げ段差を越し後輪を身体を寄せながら引き上げる様にしてください。

歩道を走行していると、時より斜めに傾斜している所がありますが、ブレーキを利用しながらゆっくり慎重に道と平行に走行出来る様にしましょう。危険が伴う様な傾斜の場合は、安全を確認の上、車道に降りて危険を回避してください。

坂道の走行ですが、上り坂は普通通りに後ろから押してください。ただし傾斜がきつい場合は介助者は車いすに身体を寄せてしっかり踏ん張りながら押すことが必要です。逆に下り坂は後ろ向きに降りる様にしてください。普通に前向きに降りると、ブレーキが掛かった際に転げ落ちる危険性があります。ゆっくり身体を寄せてブレーキを掛けながらゆっくりと坂道を降りてくださいね。基本介助者は、谷側に身体を置き介助することを覚えておいてほしいです。

その他の悪路 砂利道・排水溝などの走破時も注意ください。

車いすの介助って簡単と思いがちですが、実は乗っている方は怖いものです。目線が低くなるので、少しのスピードでも速く感じたり、少しの傾斜でも恐怖を感じるものです。出来るだけ丁寧に、ゆっくりとした介助をしてほしい事と、声掛けも忘れないでくださいね♪ 是非一度車いすに乗って、介助してもらうと良いと思います。

車いすに乗る際の他の注意点

長時間車いすに乗るようでしたら、車いす専用のクッションを使用される事をお勧めします。(床ずれが出来る可能性があります。)また移乗される場合は必ずブレーキを掛け、フットレストを跳ね上げる事を忘れないでください。

 

 

 

 

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