高齢者の場合、「昨日まで元気だったのに突然布団から起き上がれなくなって・・・」こんなケースはよくあることです。
そんな時に役立つのが介護ベッド(特殊寝台)です。
突然、介護ベッドが必要になった時・・・。
「介護ベッドがあれば・・・でもレンタルするのにどれくらいの費用が掛かるの?」
「介護保険で介護ベッドを借りるにはどうしたら良い?」
「とにかく介護ベッドを用意したいが、どこで貸してくれるの?」
など、色々な疑問があるのではないでしょうか?
そんな悩みに、現役の福祉用具専門相談員の私が、みなさんの疑問に答えていきたいと思います。
目次
介護ベッドをレンタルするには3つの方法がある。
①介護保険でレンタル(400円~1,400円/月程度) (※ただしベッド本体のみの値段)
②10割負担で自費レンタル(4,000円~14,000円/月程度)(※ただしベッド本体のみの値段)
③型は古いが自費レンタル(500円~2,000円/月程度)(※ただしベッド本体のみの値段)(※)上記料金は介護ベッド本体のみの価格です。マットレス・柵は別途料金
以上3つの借り方があります。
①介護保険を利用して介護ベッドをレンタルするには?
介護保険を使って介護ベッド(特殊寝台)をレンタルするためには、介護認定を受けて要介護状態区分が2以上の方になります。
《例外的な給付の方は別》⇒ 特別な理由があり医師の意見書などがあり行政が認めた場合は、この条件ではない。
②お金もちなら介護保険を利用せずに10割負担でレンタルしよう。
要介護状態区分が要支援1・2、要介護1の方は介護用ベッドをレンタル出来ないの? ・・・安心してください!レンタルできます。
ただしこちらの方法はおすすめしません。
なぜなら?
完全に自費レンタル ⇒ 10割負担で借りる。
最新の物まで自身が借りたい物を選択できる。但し高額すぎて現実的ではない。(購入をすすめます。)
③型は古いが特別価格の自費レンタルがおすすめ。
福祉用具貸与事業所から特別価格で自費レンタルをおすすめします。
介護用ベッドを取り扱っている事業所が持っている在庫ベッドの中から、特別価格で一式レンタル。500円~2,000円/月程度でレンタル出来る。
但し基本、古い型の物になる。
デメリットとしては、好きなベッドを選ぶ事が出来ない。在庫が無ければ借りる事が出来ない。
以上、上記3つの選択肢があると思います。
気になるレンタル料金はどれ位の料金?(私の勤務する事業所価格)
- 1モーターのベッド 500円/月~
- 2モーターのベッド 750円/月~
- 3モーターのベッド 1,000円/月~
だいたい、上記に近い料金なのではないでしょうか?(但し区市町村によって料金は異なります。)
補足ですが、介護ベッドの料金の違いは、基本的にモーターの数が多ければ金額が高くなります。
被介助者の状態にあわせてベッドのモーター数は変わってきますので、担当のケアマネージャーさんとご相談ください。
介護ベッド導入の際、設置スペースはどれ位あれば良い?
1m(幅)× 2m(長さ)
程度のスペースが有ると大体のベッドは設置が可能だと思います。
介護用ベッドの幅は 83cm幅 又は91cm幅のどちらかだと思います。 100cm幅の物も稀にあり。
設置時間はどれ位?
15分~30分程度です。
設置の注意事項
- 搬入までに設置場所の確保をお願いします。
- 被介助者への身体介助は行えない。
- 介護ベッドは電気で動きます。コンセントの位置によっては、延長コードが必要です。
- 介護ベッドは人がのっている状態で100キロは越えます。畳の上への設置の場合、撤去時痕がつく事があります。
まとめ
今回は介護ベッドについて話をしてみました。
料金の違いは基本モーター数の違い。利用される方の身体状況に応じて選択するといいと思います。また設置に関してもいくつか話をさせて頂くと、僕らが出来る事は物を搬入・設置・撤去だけです。途中の部屋の片づけ・被介助者への身体介助については職域と所有資格により出来ないことになっておりますのでご理解いただけると幸いです。
介護ベッド(特殊寝台)は本体・柵(サイドレール)・マットレス(特殊寝台付属品)のセットで使用可能になります。
ベッド本体+マットレス+サイドレール2本= ~1,700円/月位となります。
(事業所によって若干の料金の違いあり。)
今日も、最後まで読んでくれてありがとうございました♪
コメント