こんにちは!かいごどうです。
福祉用具専門相談員として働き始めて、気がつけば十数年。
いやぁ、月日の流れは早いものですね。
今になって昔を振り返ると、
「若かったなぁ……よくあんな働き方してたなぁ」
なんて思うことがあります(笑)。
今回は、福祉用具の営業担当なら、もしかしたら共感してもらえるかもしれないお話。
テーマはズバリ!
「担当エリアが違うだけで、こんなに帰宅時間が違うの!?」
という、ちょっと切ない営業マンの実体験です。
営業エリアには当たり外れがある!?
私が勤める会社では、複数の営業担当者がエリアを分担しています。
市街地を中心に担当する人もいれば、郊外や山間部まで走り回る人もいます。
私はというと……。
研修期間が終わった頃、なぜか遠方エリアを担当することになりました。
「えっ、そこまで行くんですか?」
なんて思ったのも最初だけ。
気がつけば、そのエリアを長年担当しています(笑)。
今では道にも詳しくなりました。
裏道も、渋滞ポイントも、昼休みに立ち寄れる場所も。
もはや地元の人より詳しいんじゃないか、なんて思うこともあります。
ただし、一つだけ問題があるんです。
遠い! とにかく遠い!!(笑)
朝から始まる、移動という名の仕事
近くのエリアを担当している人なら、事務所を出て比較的短時間で最初の訪問先に到着できます。
ところが、私の場合。
最初のお宅に着くまで、片道1時間以上かかることも珍しくありません。
つまり、行って帰ってくるだけで、かなりの時間が必要なんです。
これ、仕事の件数だけ見ていると分からないんですよね。
同じ5件の訪問でも、
市街地を効率よく回る5件と、広いエリアを移動しながら回る5件では、使う時間が違います。
ましてや福祉用具の仕事には、搬入や組み立て、使用説明、利用者さんの状態確認などもあります。
当然、予定どおりに終わらないことだってある。
「今日こそ早く帰れるぞ!」
と思った日に限って、追加の依頼が入ったりするんです(笑)。
帰社した瞬間、聞こえてくる魔法の言葉
そんなある日のこと。
遠方での仕事を終えて、ようやく事務所に戻ってきました。
「ふぅ〜、今日も走ったなぁ」
と、一息ついたそのとき。
「お疲れさまでーす! お先に失礼しまーす!」
……。
えっ?
もう帰るの?
いや、もちろん悪いことじゃありません。
定時で帰れるなら、帰るべきです。
むしろ素晴らしいことです。
でも、ふと自分の机を見ると……。
サービス計画書。
選定提案書。
訪問記録。
ケアマネジャーへの報告書。
まだ何にも終わっとらんやないかーい!!(笑)
周りの机は次々と静かになっていきます。
そして、事務所には私一人。
「……あれ? 今日、俺だけ第二部が始まる感じ?」
そんな夜が、何度あったことか(笑)。
福祉用具の仕事は、帰社してからが本番!?
福祉用具専門相談員の仕事は、外回りだけではありません。
訪問先で確認した内容を記録し、必要な福祉用具を選定し、その理由を文章にまとめる。
関係者への報告書も作らなければなりません。
特に、書類をため込むと大変です。
「これは明日やろう」
「これも明日でいいか」
「今日は疲れたし、また今度……」
そして数日後。
「うわぁぁ! 何の案件だったっけ!?」
過去の自分を殴りたくなる瞬間です(笑)。
ちなみに、私も何度も経験しました。
書類の山は、放っておいても勝手には減らないんですよね。
不思議なことに、増えることはあるんですけど(笑)。
ついに記録した、午前1時半の退社
昔は、とにかく仕事を終わらせることに必死でした。
訪問先が遠い。
帰社時間が遅い。
でも、書類は残っている。
そんな毎日が続くこともありました。
そして、今でも忘れられない記録があります。
会社を出たのが、深夜1時半。
……いや、もう朝やん!(笑)
もちろん、今なら分かります。
こんな働き方を続けるべきではありません。
安全面でも、健康面でも、働き方としても問題があります。
でも当時は、
「目の前の仕事を何とか片付けないと!」
という思いが強かったんですよね。
若さって、恐ろしいものです(笑)。
本当に不公平なのは、訪問件数だけで評価されること?
仕事を続けるうちに、一つ気づいたことがあります。
それは、担当エリアによって、仕事に使える時間そのものが違うということ。
近場の担当者なら、訪問と訪問の間に事務所へ戻れる場合もあります。
でも、遠方担当では、そう簡単にはいきません。
午前中に訪問。
午後も訪問。
途中で空き時間ができても、事務所へ戻るには遠すぎる。
結果、書類仕事は帰社後に集中してしまう。
同じ訪問件数でも、移動時間や事務処理の条件が違えば、負担にも差が出ます。
もちろん、近場担当には近場担当の大変さがあるでしょう。
それでも、
「訪問件数だけじゃなく、移動時間も仕事の負担として見てほしい!」
というのが、長年遠方を担当してきた私の本音です(笑)。
今では、働き方をガラッと変えました!
そんな私も、いつまでも昔のような働き方をしているわけではありません。
長年の経験から、少しずつ仕事の進め方を変えてきました。
まず、朝の時間を有効に使うようにしました。
業務上必要な調整をしたうえで、朝礼に出席せず早めに訪問へ向かう日もあります。
遠方エリアだからこそ、午前中の時間が勝負!
できるだけ訪問予定を効率よく組み、無駄な移動を減らします。
そして、午後も訪問をこなしつつ、できるだけ早い時間に帰社できるよう調整。
帰社したら、必要な書類を片付けて帰宅。
昔のように、何時間も事務所に居残る働き方を減らしてきました。
もちろん、毎日思いどおりにいくわけではありません。
でも、以前と比べれば、ずいぶん変わったと思います。
「長く働くこと」と「仕事ができること」は、必ずしも同じじゃない。
ようやく、そう思えるようになりました。
残業が減ると、会社も助かる。だけど……(笑)
残業時間が減れば、会社にとっても人件費の負担が減ります。
私自身も、以前より早く帰宅できるようになりました。
いやぁ、いいことじゃないですか!
会社も助かる。
私も助かる。
これぞ、理想の働き方!
……と思いきや。
「あれ? 残業代が減った分、給料もちょっと減っとるやないかーい!」
世の中、なかなかうまくできていますね(笑)。
でも、今の私はこう思います。
昔のように深夜まで働くより、生活の時間を確保できる方がずっといい。
健康も大事。
家族との時間も大事。
趣味の時間も大事。
そして、何より睡眠時間も大事!
今になって思えば、若い頃の自分に教えてあげたいですね。
「そんなに頑張らんでも、仕事のやり方を変えればええんやで!」
……もっとも、昔の自分が素直に聞くかは分かりませんけど(笑)。
福祉用具専門相談員の事務仕事、もっと楽にならないかな?
そんな経験もあって、今は書類作成を支援するツール「残業ゼロ君」の開発にも取り組んでいます。
福祉用具サービス計画書や選定提案書など、必要な書類をもっと効率よく作れないか。
同じ内容を何度も入力する手間を減らせないか。
そんなことを考えながら、少しずつ改善を続けています。
目指しているのは、
「書類はAIに。あなたは利用者さんに。」
という働き方。
外回りの仕事が終わったあとに、書類の山を見てため息をつく。
そんな専門相談員が、少しでも減ってくれたらうれしいですね。
まとめ|遠いエリアを担当するなら、運転好きが条件かも!?
長年、遠方の営業エリアを担当してきて思うこと。
それは、
「車の運転が嫌いだったら、たぶん続かなかっただろうなぁ(笑)」
ということです。
長距離移動は大変ですが、その土地ならではの景色や人との出会いもあります。
何より、長く担当していると、利用者さんやケアマネジャーとの関係も深まっていきます。
大変なことも多かったけれど、決して悪いことばかりではありませんでした。
ただし!
一つだけ、昔の自分に言いたいことがあります。
「午前1時半まで働くな! ちゃんと寝ろ!!」
……今なら、心の底からそう言えます(笑)。
以上、かいごどうでした!
関連記事|書類が終わらない!福祉用具専門相談員の残業あるある
外回りが終わっても、まだまだ仕事は終わらない!
帰社後に待ち受ける書類の山を、4コマ漫画にしてみました(笑)。
※この記事は筆者の実体験をもとに、勤務地・担当エリア・人数・勤務年数などの一部情報を変更・一般化して構成しています。特定の勤務先や同僚を批判する意図はありません。
※勤務時間や業務の進め方は勤務先の規定・運用により異なります。

