笑いと涙の介護ライフ:元夜勤専従が語る8年の奮闘記
「介護の夜勤って実際どうなの?」そんな疑問を抱える皆さんに、夜勤歴8年以上の現役介護士が赤裸々な体験談をお届けします。実際の仕事の大変さと、それを上回るやりがいについて、ユーモアたっぷりにお伝えします!
お財布事情と私の介護デビュー
「介護の現場に飛び込む理由って?」と聞かれれば、ぶっちゃけお財布事情がきっかけです(笑)。私は元々個人事業主で、経費が掛かりすぎて、日々の生活はかなりヤバい状態。このままではマズイ!と、もうひとつの仕事を始めることにしました。
求人情報を探す中で目を引いた「夜勤」の文字。昼の仕事と両立できるかもと考え、ガソリンスタンドの夜勤、または介護の夜勤とで悩むことに。「夢?いや、今は金だ!」という現実と向き合い、最終的に給料が良かった介護職を選びました。
介護初日のエピソード:未知との遭遇
初出勤の日は、不安で心臓バクバクでした。そこで目にした衝撃の事実…男性職員が極端に少ない!資格なし、経験なしの私が女性が多い職場に放り込まれるとは。心細さはありましたが、先輩方の優しさでなんとかスタートを切ることができました。
夜勤介護の日常:体力と忍耐の連続
夜勤では、利用者の夕食介助から始まり、口腔ケア、着替え補助、そしておむつ交換があります。特におむつ交換では、約30人以上と聞かされ「ここは地獄か?!」と絶望したものです。
その後も、体位交換や巡視、記録業務が続きます。一見息つく暇もなさそうですが、なぜか「もうダメ」はなかったんです。「金のため~え♪」と言い聞かせて、、、。
鼻ポン革命:おむつ交換を乗り切る秘密兵器
匂いに敏感な私にとって、毎回のおむつ交換は拷問のようでした。そんな私を救ってくれたのが「鼻ポン」。鼻に詰めマスクをすることで匂いの問題が解決されました。
その後、シンクロの選手が装着しているプロ仕様の鼻栓 on マスク」で完璧防備に。介護(おむつ交換)は工夫次第で乗り越えられるのです。因みに、鼻栓は予備も必ず準備してね!
【重要】
なぜなら壊れるんです。もうこの頃には、鼻栓なしのノーガードで戦場には立てませんから!
休憩時間:喫煙所はどこだ?
過酷な夜勤業務の中にも、一筋の光が。そう、2時間の休憩時間です!この貴重な時間で仮眠を取ったり、軽食を摂ったりしてリフレッシュするわけですが、私のような喫煙者にとっては、もう一つのミッションがありました。
「喫煙所はどこだ…?」
昨今の禁煙ブームは介護施設も例外ではなく、喫煙者は肩身の狭い存在。施設内の禁煙ルールを巧みにかいくぐり、一服できるオアシスを探し求めた日々も今となっては懐かしい思い出です。
あの頃の必死さは、宝探しにも似ていたかもしれません(笑)。
夜勤明けの達成感と新たな一日
長い夜が明け、朝日が差し込む頃、夜勤業務はクライマックスを迎えます。利用者さんを起こし、着替えを手伝い、一人また一人とフロアへ誘導。時間との戦いです。
そんな時、早番の職員さんが出勤してくると、まるで砂漠でオアシスを見つけたような、いや、戦場に援軍が到着したかのような心強さ! まさに戦友です。
そこからは怒涛の連携プレーで朝食の準備に取り掛かります。
午前8時30分頃、日勤の職員さんたちが出勤し、夜間の様子を引き継ぎます。「お疲れ様でした!」の声に送られ、ようやく長い夜勤が終了。小さな達成感と大きな疲労感を背負い、新たな一日へとバトンを渡すのです。この瞬間の解放感は、何物にも代えがたい!<<これ本当です(笑)
介護職の魅力:ありがとうの一言が心の支え
夜勤介護士は体力的にも精神的にもタフさが求められますが、ふとした瞬間の「ありがとう」が何よりも嬉しいんです。その一言が次の力になり、8年続けられた理由でもあります。
まとめ:ユーモアを忘れずに、一歩前へ
介護業界(夜勤専従介護士8年+福祉用具相談員11年)での20年は、笑いと涙の連続でした。もし介護に興味を持ち、少しでも挑戦しようと考えている方がいるならば、ぜひ飛び込んでみてください。不安はあって当たり前。ユーモアと工夫で乗り越えられるはず。皆さんと一緒に、現場に笑顔を増やせたら嬉しいです。
コメント